コンサートでピアノを担当してくださる、三枝伸太郎さん。
彼の音色を初めて聴いた時「なんて繊細で、景色が見える表現なんだろう!」と感動しました。
それもそのはず、三枝さんは映画音楽を制作したり、昨年から坂東玉三郎さんの舞台での音楽監督を担当ほか、第一線で活躍する舞台人たちから信頼の厚い音楽家なのです。
2月のコンサートでも『ピアノの方、素晴らしかったです!!』と音楽関係者であるお客様から絶賛の声。
そして作曲家として、演奏家としてのこの作品。
聴き進めていくうちに「あっ!!」
鮮明にシーンが見えてきました。
【昼下がりの情事】の中の“あの人”に逢いに行くシーン。
~いつもの時間、いつもの場所で~
“あの人”とやっと逢える。
道ならぬ恋の“あの人”と逢うために、逸る気持ちを抑えながら日々のことを淡々とこなして準備し向かう様子。
女優の木村多江さんのような雰囲気の女性が主人公。
~いつもの時間、いつもの場所で~タイトルは決めていたものの、
三枝さんの音を聴いただけで、浮かび上がったシーンなんです。
可視化できる音、音だけで人に景色を見させるって、スゴくないですか?
人それぞれ浮かぶシーンはきっと違うでしょう。
音に集中して、自分だけのシーンを作り上げていく。
今ここにあるマインドフルネスな体験、ご一緒してみませんか?
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